10月までに公開された論文

M.J.A. Qomi, L. Brochard, T. Honorio, I. Maruyama, M. Vandamme, Advances in atomistic modeling and understanding of drying shrinkage in cementitious materials, Cem. Concr. Res. 148 (2021) 106536.

最近では、分子動力学をつかって、分子量の大きいセメントの水和物であるカルシウムシリケート水和物について、水との相互作用を検討する事例が増えてきました。このような状況を踏まえて、いまだ解明されていないX線ーアモルファスであるカルシウムシリケート水和物を中心に、セメント系材料の体積変化(乾燥収縮と線膨張係数)のメカニズムをいかに整理すべきか、今後の展望を既往研究のReviewに基づき提案しました。日本で遅れている分野でありますので、ぜひ、みなさまにお読みいただけたらと思います。

G. Igarashi, K. Haga, K. Yamada, H. Aihara, A. Shibata, Y. Koma, I. Maruyama, General Overview of the Research Project Investigating the Radionuclide Solution Behavior in Mock Mortar Matrix Modeled after Conditions at the Fukushima-Daiichi Nuclear Power Station, J. Adv. Concr. Technol. 19 (2021) 950–976. doi:10.3151/JACT.19.950.

こちらは、名大で受託した英知事業のサマリーになります。福島第一発電所の廃炉等に資するデータ・技術提供のため、コンクリートの構成材料とCs、Sr、α核種との相互作用について検討をいたしました。名大では、セメント系材料中の吸水プロセスの観点で検討を勧めていますが、Cs、Srの移行など重要な知見も多く得られているので、ぜひ、ご一読ください。