基盤研究(B)(海外学術調査):2016年ミャンマー地震における文化財建築の耐震補強効果の検証と都市防災への応用
本研究では,歴史的文化財建築における耐震補強工法の有効性,ミャンマー都市部の建物の構造性能評価,ミャンマーの地盤構造評価を実施し,ミャンマーの組積造建物の周期特性や補強の有効性と適用性について明らかにした。ミャンマーの建物において,レンガ壁は面外方向への転倒を防止できれば効果的な耐震要素となることを示した。さらに,バガン市内での地震時の強震動特性を示し,強震動特性と寺院の被害データとの比較したところ,地震動強さと被害程度の関係を評価した。ヤンゴンおよびマンダレーにおける地盤特性を明らかにした。
- 担当教員 : 日比野陽
- 相手先 : ミャンマー
- URL : https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17H04497/
- 資金等 : 日本学術振興会・科学研究費基盤研究B:17H04497